格子戸のある家に

島根の出張からそのまま静岡入り。
初の富士ドリームエアラインの出雲⇔静岡便。一時間の快適なフライトでした。

富士山静岡空港は茶畑の中。「へー、静岡ってこんなにお茶の町なんだ~」って観光客気分で思うほど(笑)。

さて、現場はお店だった家の入口のサッシとシャッターもなくなって仮囲いがされ、中には柱の材料が搬入されていました。
すでに水道関係の配管から現場は動いていました。

現場64

K建築さんと、廊下の寸法など、現場で確認。
母にもなるべくプランニングに参加してもらいたいので、現場に足を運んでもらって「今まではこの狭さだったからこのくらい広くしようと思うけど、どう?」とスケールであたって見てもらいました。

それから今回はもう一つ、建材を見に、ウェアハウスへ。
実家のある町は東海道五十三次の宿場町の一つで、かつては格子戸の家が並ぶ街並みでした。この格子戸を早起きしてきれいに拭き掃除するのが嫁の務めとされていたという話をよく聞きましたが、今では本当に少なくなりました。我が家は50年前にすでにアルミサッシとシャッターの外観にしてしまっていたので、嫁の務めは早起きしてシャッターを開けることだったのでしょうか(笑)。
話は戻って、かつてはそんな話を聞くと面倒だなぁと思うだけでしたが、最近、昔ながらの町並みっていいなぁ、格子戸っていいなぁと思うようになりました。それで、できれば道路側の窓に格子をつけたいということを最初から話していました。K建築さんからは角材を並べて格子状にすることを提案されましたが、「古材の格子戸をつかえないだろうか?」と話したところ、「面白いですね」ということになり、静岡市内の古材を扱うお店を探して下さり、格子戸の現物を見に行くことに。
格子戸

写真はその一つですが、コンディションや色合いなど、古材だけあってまちまちです。
格子が細いので地元のものではないのではないかなと思ったら、やはり、京都から仕入れたものだとか。内部で使われていたものでもあるので、今回の使い方にはあわないかなと思いましたが、やはり格子越しに見る景色や映り込む格子の影はドラマティックです。繊細さよりも、田舎の宿場町らしいもう少し線の太い格子戸が見つかるといいなぁと、ウェアハウスを後にしました。
まだ時間はあるので、もう少し探してみようということに。

予算ありきで「贅沢は(素)敵!」リフォームからスタートしましたが、こんな遊びがあると俄然楽しくなります。少しでも安くというより、せっかくの機会をもう少しだけ頑張って、楽しんでかつ思いのこもったものにできたらいいなと思うようになりました。


ショベルカーのいる風景

昨日、解体完了のメールが写真とともに届きました。

もー、きれいさっぱりなくなりました。
ホントに階段を残すのみ、あとは何にもなくなりました。

道路側から家の裏にある蔵が見える光景、これも想像できなかったなぁ。
壮絶な片付けをすべて終えてものが何もなくなった家の光景も想像できなかったけど、
解体を終えてホントに何にもなくなる姿なんて。

数日前、解体中の姿をじっくり見てきましたが、住み慣れた家のはずが、どこか知らない世界を覗いているような不思議な気持ちになりました。
勝手口にショベルカーがいる光景、映画の一コマのような(笑)。
ショベルカー

何もかも知っているつもりでいましたが、知らないことだらけだったような気がします。←離婚した夫婦のセリフのようですが(笑)。

知らない世界を見てるような気持ちでぼーっと現場を眺めていたら、ふっと我に返りました!

『ここまで何もなくなるなら、既存の間取りを考慮しないもっといいプランがあるのでは!??』

焦る!あせる!焦る!!
慌てて蔵の中に確保しておいた現場事務所(机一つ)にもどってプラン再考。
悶々と考えて、行きつ戻り、結局、元のプランに。
でも、この作業をして納得できたような気がします。

断熱材の件も、K建築さんと打ち合わせして、方向性が決まりました。
ありがたいなと思ったのは、投げかけたものに迅速に対応して施工方向やコスト、メリットデメリットなどを調べて分かりやすく説明してくださるところ。
打ち合わせによって不安がなくなるのはホントにありがたい!自分もそうありたいと思いました。


さて、今日から島根出張。
モデルハウスの外構のブラッシュアップ工事が9割方完成し、今日はその確認に。
パーゴラやガーデン小屋や植栽の追加など、外構で雰囲気は格段に良くなりますね。
「もう少し植栽をこの辺に、、」というようにチェックしていきましたが、ガーデン小屋が少々殺風景だったので、
チョークでちょっといたずら書き(笑)。
garden house

こんな風にアルファベットの文字を入れてもらうことに。

ガーデン小屋、いいなぁ。
実家の畑にちょうどいい(笑)。

あったかさだけじゃない断熱材

解体が順調に進んでいます。

解体写真

奥が裏の勝手口への廊下ですが、正面の壁が、解体可能でもうこの壁も解体されているものと思われます。
1216サイズのユニットバスがぎりぎり入るか?という戦いでしたが、この点で厳しい戦いは必要なくなりました(笑)。

一旦始まると早いですね、進行が。
なんだろう、このじわじわとくる追い立てられ感(笑)。

そこに新たな問題が。
壁の断熱です。
内装仕上げ材の相談で電話させていただいた方から、壁内結露→カビ発生とならないよう、断熱をしっかり考えたほうがいいというアドバイスをもらいました。それでいろいろ調べたり聞いたり、ほんと、なんて勉強になるのだろう、、、、トホホです。
気候の温暖な静岡なので、コストとの兼ね合いで優先順位はあんまり高く考えていなかったのですが、あたたかさだけじゃなくて健康な住環境という点で外せない問題だということに気づかされました。でも、具体的にどうしたらいいのか、うーん、、、、。

「わからない」は不安をあおります。
走り出してしまった現場、解体の終わりつつある状況に、大それたことをしてしまったような気持ちがふっとよぎりました。

そんな悩めるサマンサに救いの神、降臨!
セルコホーム金沢のライス支店長です。明快なアドバイスで目の前の雲が一気に晴れました。
クララ曰く、「北陸で一番断熱のことがわかる男」との異名を持つ支店長。他のナンバーワン候補者を知らないのでなんですが、私も納得!!
高気密高断熱のセルコホームの支店長ですからね、工法についても、具体的な商品についても、幅広い知識をお持ちです。
詳しく教えてくださり、ほんとにありがとうございました。

予算的なものも変わってきます。
あまり見ないようにしていた部分ですが、ある程度コストがかかってもすべき項目だとこの時点で気づけてよかったです。

いざ、解体が終わりつつある実家へ。
打ち合わせしてきます。


ムッキーと魔女の手

解体の進む現場から、ちょっと嬉しい電話がありました。
躯体の壁で解体不可ということを前提にプランしていた水回りの壁が、解体可能かもしれないと。
そうなると水回り空間が少し広くできるかもしれません。


今日はちょっとブレイクして、便利グッズのご紹介を。

静岡のスーパーではどこでも売っていると母は言いますが、全国的には知名度低いと思うのですが、ご存知ですか?このオレンジのプラスチックのもの。
ミッキー

いただいた駿河エレガントをむくときに母が取り出した秘密兵器。
その名は『ムッキー』。

真ん中のくぼみに刃がついています。
どんなふうに使うかというと、ほろをばらして、、
皿の上の甘夏

ムッキーを当ててサッと滑らせます。
甘夏最初

すると、どうでしょう!こんな風にほろが切れました。
甘夏2

あとは、さっ、さっ、さっ。
甘夏3

4甘夏

すりっときれいにむけちゃいました。
1甘夏

面白いほど簡単に、そしてきれいにむけて感激です。

アマゾンで売ってました。ほしい方はこちらをクリック!

皮むきムッキー


母の実演を撮影するにあたり、「手は写さないで。魔女みたいな手だから!」と言われましたが、そんな離れ業、私にはできません(笑)。「魔女の手なんて、すごいじゃん!何でもできるみたいで。」と言ったら嬉しそうに笑っていました。

あっ、ホロがきれいにむけるのはムッキーがすごいからで、魔女の手だからではありません、念のため。

『海を見ていたおばさん』

解体工事と同時並行で、今の姿を残しておこうと写真を撮っています。
解体作業の邪魔にならない範囲で経過をのぞかせてもらいながら。

「これ、落ちてましたよ」と職人さんが手渡してくれたものが。
150円

100円と、もう一つは、、? この手のコインに縁があります(苦笑)。
ワッシャーか何かだと思ってましたが、パソコンの画面で見たら、50円硬貨でした。どうやったらこんな風になるのだろうか???

それから完璧に片づけたはずのキッチンの床に、真新しいおろし器とピーラーも。キッチンを解体した後出てきていたので扉の奥に入っていたのでしょうか?なんだか不思議な気持ちで持ち帰りました。いろんなものを処分したけれど、こんな風に救われるものもあるのかと。

今回のリフォームは一階のみなので、階段を上がったところでブルーシートの幕が張られていました。でも、入ることはできますからと言われていたので母とどういう状態になっているか、2階に上がってみました。2階の部屋の入口もビニールの養生がされており、ほこりが入らないようになっていました。自分たちでブルーシートをかけてほこり除けの対策をしようと思っていたのですが全く不要で安心しました。
「こんな風になっているんだ!」と、ここのところ、79歳にして初めて体験することだらけの毎日を過ごしている母は、このブルーのカーテン(?)も楽しそうでした。後ろで見ていた私も、”魔法の国に足を踏み入れるおばさん(ちょっと母にヨイショ)”に楽しくなって思わずパシャリ。
2階から降りる母

我が家の懐かしいと後で思うだろうなぁと思う場所を一つ紹介します。
風呂の窓

私が小さい頃は、うちのお風呂は薪で炊くお風呂でした。この窓は、お風呂から「おばあちゃ~ん、お風呂ぬるいから沸かして~」なんて声をかける、薪をくべる側との間にある小窓でした。もちろん今は、ふさがれていて窓の機能はありません。そんな風に、最後に少々思い出にふけりながら、現場を後にしました。


さて、工事中はなるべく時間を作って実家に帰ろうと思っていますが、仮住まいでの家族との暮らしは結構タフだということがわかってきました。
 仕事で携わっているモデルハウスの家づくりのコンセプトとして絶対外せないのが『家族の気配を感じられる家』ですが、感じすぎるのもよくないと実感!「一人でいられる空間も大切です!」と、今なら力説してしまうなぁ(笑)。
仮住まいのアパートの中にそういうスペースがないので、アイスバーを買って海へ。
1527073984657.jpg

3分くらいですぐ海です。
砂浜も浸食されてテトラポットだらけの海岸線ですが、ぼーっと海を見ながらアイスバーを食べるおばさん。「この年になってここでアイス食べるなんてねぇ、てへへ」というもう一人の自分の声に苦笑いしながらも、ユーミンの歌を口ずさみながら、ふーっと気持ちが軽くなった午後でした。
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サマンサ@インテリアクラブ

Author:サマンサ@インテリアクラブ
全国津々浦々飛び回っているインテリアコーディネーターのサマンサです。

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