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サマンサ@インテリアクラブ

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全国津々浦々飛び回っているインテリアコーディネーターのサマンサです。

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海も空も澄んで青かった私の心はよどんでダークグレイのお買い物ディ

実家に帰った時の話、続編です。

『今度車で帰ったら、父をかつて行きつけだったスーパーに連れて行ってあげよう。』

運転免許を昨年(だったか?)の誕生日の更新時期に返納して以来、まさに足を失ったように外へ出ることがなくなった父。歩くことに不安があって外に出ることをせず、出るのは週に2回の送迎サービス付きのリハビリのみ。
「歩かないとどんどん歩けなくなるよ」と家族だけでなく近所の人たちに心配されても歩かない。弱った姿を見られるのが嫌なのか、それが父のプライドなのか、、、本人の思いはわからないが、そんなプライドよりも少しでも歩いて歩く筋力を保つことを考えたほうがよいのだろうに。

このギャップが、常に廻りから父を孤立させる。

廻りの父を思う気持ちを、ぐちゃぐちゃに丸めて投げ捨てる。
私の場合、実家に帰って一日くらいかな、我慢できるのは。

しかし今回、しばらく実家から離れて、父不幸な娘もこんな思いに至りました。年を取って不自由なことがたくさんあって、自分では買い物に行けなくなった。好きなものを選んで買うって普通にしているけれど、これができないのは寂しいなと。

買い物に行けば、家とは違う刺激いっぱいの店内を歩くことになる。カートを押すように支えられてゆっくりスーパーを回って好きなものを選び買えば気分転換になるし、達成感も味わえる!それに加えて、動かず文句しか言わない父が家にいない時間はいつも一緒にいる家族にとって貴重な息抜きの時間になる!!!たまに帰る身として、そのくらいの貢献はしよう!

そんなこと、思っちゃったんです、よせばいのに。

その時、まだ、これが壮絶な戦いであることに、私は気づかないのでした。


さて、いよいよ計画実行の時が来ました。
とはいえ、まずは、家の外を歩こうと誘ってみることに。一緒についていくからゆっくり歩こうと。そう簡単に乗ってくるわけないと端から承知していたので、「玄関で待っているよ」と父から見える玄関先でとにかくずっと待ちました。テレビを見て微動だにしない父。
1ラウンド目、完敗です。
『買い物に行かないで済むならそのほうがと思ったが、、、だめだったか』と独り言。
仕方がないけどこれは想定内。次の作戦に。

さぁ、自分に気合を入れなおして第2ラウンドに突入です。

「行きたいところに車で行くからどこに行きたい?買いたいものはなに?」(このやり取りも紙に書いたり近くでゆっくり何度もしゃべったり)
しばし、自分に『抑えて抑えて、どぅどぅ』と言い聞かせながら。

「たいやき」と父。

隣町のおいしいお菓子屋さん。
意外!

次に出たのが「鳥や」。
これも隣町の鳥専門店。カラッと揚げた鳥がおいしいらしい。

いつも自分が行きつけだったことを自慢するちょっと高級なスーパーではなかったか!
私の想定、ガラガラと崩れました。
このスーパーなら場所も分かるし、スローな父のペースでも気にせず付き合えると思っていましたが、どちらも私は行ったことがなく、でもこれは簡単にググって場所はわかったものの、個人商店で駐車スペースも小さく、できれば避けたかった展開に。

いや、ここで心を折ってはいけない!いざ、いかん!

、、、とは行かないんだなぁ!

「俺は行かない。お前が買ってきてくれればいいじゃないか」と言い張る父との闘いのゴングが鳴るのです。カーン

ちょっとちょっと!私が買ってきたんじゃ何にもならないよー。少しでも歩く、外光を浴びる、好きなものを買う、とにかく外に出るのが目的なのだから。
ここ、私、一歩も譲れません。

激しいジャブの応酬の後、第2ラウンドは辛くもサマンサ勝利。

それからしばしお出かけ準備(←父の)のインターミッション。
根気強く待ち、なんと長かったことか!やっとこさ、乗車です。

そしてここからが本番、第3ラウンドの幕が切って落とされたのでした。

、、、と思い出しただけで疲労感が(笑)。
小さな町を見下ろす山の上のお寺からの景色で戦いの心の傷を癒したのはもっと先の話ですが、今日のところはここまでにします。つづく

ふるさと



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