「下ノ畑ニ居ります 賢治」 賢治さん、母は2階です。

片付けのついでに、階段の安全性を高めるためにホームセンターで買った「スベラーズ(川口技研)」という階段のすべり止めを取り付けました。接着テープが付いているので裏紙をはがして貼るだけです。

階段の滑り止め

これ、たいして期待していなかったけど(失礼ながら)、貼ってみたらめちゃくちゃヒットでした。ちょっとクッション性もあって、階段を降りるときに滑りそうな不安感が払拭されました。足元が安定します。色はこげ茶もありましたが、段差をしっかり目視できるようにあえてベージュ色を貼りました。
 ちなみにセットで販売していたものを買ったのですが、一段分足りず、その分は必要枚数の追加販売可能で、切手で代金を郵送したらあっという間に送ってくれました。

この階段を、リフォーム前は心臓に持病のある母と膝の悪い父が毎日昇り降りしていました。それが運動になっていたということも言えますが、何事もなく一階寝室に移行できてなによりでした。今、父は2階へいくことはまずなく、母はたまに探し物に行く程度。母がいないと大きな声で「2階にいるのかー?」と叫ぶ父。これ、困るんですよね、何か作業をしているときはすぐには立って動けないこともあり、どんなに大きな声で返事しても聞こえないので。

母の趣味スペースを、道具も材料も完備したものが一階にできればよかったのですが、それは叶わずでした。一階に頻繁に使うものは置きましたが、どっぷり手芸を楽しむのは2階にとなりました。そうなると呼ばれるたびにいちいち階段まで行くのは面倒なので呼ばれない対策を練りました。私の知識と能力を最大限発揮して作成した対策看板がこれ!↓

2階にいます

活用されるのか疑問ですが、シンプルでわかりやすいです(笑)。ちなみに「2階」という部分は、「畑」「蔵」など他のバージョンも完備です。

それから、昨晩姉から最後の仕事が終わったと連絡がありました。
実は私が帰った後も、コツコツとこの作業をしてくれていました。
それは障子張りです。

父が寝室として使っていた時に、信じられない話ですが、「外が見えない」と穴をあけたようです。障子が破れた光景は、荒廃した感満載でした。まぁ、その部屋に畳が見えないくらいものが置かれていたのですから荒廃もなにもないのですが。

障子

それがどうでしょう!この整然とした姿!感動です。
眩しすぎるよ、この写真!

「一階だけ快適に」を合言葉に実行したリフォームが、2階もこんなにきれいに片付けるモチベーションをくれました。
リフォームの威力、計り知れません!




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主役は母とトマトを食べた顔

半年前にリフォームを終えてから、やりたかったけどいまだ手つかず状態のものがありました。
時間の余裕がないとできないので、今回ついに実行できました。

まずその1は照明のスイッチのラベリング。
家にあるシールに場所の名前をマジックで書いて貼っただけですが、ずいぶんわかりやすくなりました。
明るければ物が見やすいので照明は潤沢に付けましたが、スイッチがよくわからず活用されていませんでした。

スイッチのラベル


その2は家族の写真コーナーづくり。
フレームは前々から用意していましたが、やっと日の目を見ました。

写真

母が結婚前に父の母親(私の祖母)からもらったという着物を着て写真館でとった写真をメインに、懐かしの家族の写真を適当にピックアップして見られるようにしました。びっくりするほどきれいな母の写真がメインです。
でもここ、実はトイレです(笑)。

トイレの写真

その3も壁面装飾。廊下にニッチ上に作りこんだスペースがあり、ここにもなにか家族が目にして楽しいものを飾りたいと思っていましたが、片付けで「これだ!」というものが出てきました。
額装品の用意はなかったので、100均で調達(300円だけど)。
じゃーん!

トマトを食べた顔

姉の小2の時の「トマトをたべたかお」という作品。ほっぺたがトマト色で、一目見ただけで笑顔になれる傑作です。

これ以外にももう一つ。片付けの発掘品。

父の時刻表

父が小学生の時に鉛筆で書いた国鉄の時刻表。

これで一通り、私の役目は終わりました。

リフォームを終えたら、実家に対する思いが180度変わりました。ビフォーはなるべく短時間で立ち去りたい家でした。アフターは、帰りたい家になりました。しかし、両親が安全に暮らすことができればよいはずが、できればこの新品のきれいさ快適さを保ってほしいと欲が出て、帰ると小姑のように掃除をせずにはいられない自分がいました。
私が帰省すると多少なりとも両親に緊張感が走っているの、わかりますから(笑)。
でも、今回の帰省で私の思いがかえって両親の暮らしやすさを邪魔していることに気づきました。というより、わかっていたけど自分の思いの方を優先したい気持ちの方が強かったのだろうな、申し訳ないけど。リフォームに対する思いが強いが故、手放すことができずにいましたが、ここは両親の家でした。多少汚れても、片付いていなくても、やりたいように暮らせることが一番で、二人になるべく長く自立した楽しい日々を過ごしてほしいというのが最優先事項でした。

ふと、自分の仕事と同じだなぁと思いました。物件に対する思いが強いほど、終わっても自分のもののように引きずってしまう。ある時からスパッと切り替えができるようになりましたが、実家ですからねぇ、久々に半端なく引きづりました。両親なので、容赦なく引きずり回してしまった。リフォームしてこんな気持ちになるというのもやって分かったことで貴重な経験をさせていただきました。

家族の思い出を形にすること、母の作品を飾って楽しむこと、これがとりあえずできて、リフォームが終わったような気がします。一緒にチョモランマ登山に臨んだ姉の存在も大きかった。しんどいくらい大変だったけど、相談しながら愚痴を言いながら笑い飛ばして乗り切りました。最高に楽しかったな。そんな過程があったから、気持ちの整理ができたのだと思います。

あっ、終わったといっても、「シャッターのロックが解除できない!」なんて叫び声が直後に聞こえたりするんですけどね。
そういう意味では終わりなき物語です。

母の彩り豊かな人生

2階の二間を埋め尽くしていた荷物、相当量を処分して、何とか既存の収納と箪笥に納まる物量になりました。

『どうやって整理したらいいのだろうか?』と着手前には悶々としていた大片付けですが、始めてみたら、首を洗って待っていた母の、あるいは開き直った母の、「とっておきたいだけ」は捨てる!という決断力によって、大幅に物量を減らすことができました。
この片付けは、思いがけず母のバラエティーに富んだ人生を3人で振り返ることでもありました。

手先の器用な母は、編み物、織物、洋裁、手芸、かごを編む籐工芸と、年代によって移り変わりながらもかなりの作品を作ってきました。子供のころの『よそ行き』(お出かけ用洋服)はすべて母の手作りだったし、ニットものもしかり。最近は古布を使った洋服や和小物づくりを楽しんでいます。帰省した際に母の作った新作を見るのが楽しみで、それらを簡単にもらっちゃえるのが娘の特権です。
 
 しかし、それだけではなかったのです。かなりのアウトドア系グッズ。ポンチョ、リュックカバー、釣り人がきてるようなポケットの沢山あるベスト、バッグ類、その他ウェア多数、、、。そういえば、毎年50キロハイキングに参加してました。その「踏破証」まで発掘(笑)。
植物にも興味を持って、野草を押し花にしてたりも。その押し花作りのツールが出てきたり。

町の歴史を学ぶ会にも入っていたので、会のイベントでつくった手芸品や資料なノートの類もたくさんありました。

箱や袋を開けるたび、母の80年の人生のバラエティーに富んだアイテムたちが長い眠りから覚めたように出てきました。

もうその物量の多さにやっきりしながらも(注:静岡弁でやんなっちゃいながらも)、母の飽くなき探求心に驚きと尊敬の念を抱かずにはいられない娘たちなのでした。
なんてかっこいいことを書きましたが、その片付けの真っ最中に姉と話していたのは、「お母さんが生きてるうちにこれやってよかったね。死んでたら頭にきてたよね!」

元気でまだまだ手芸を楽しんでもらいたいからこんなに大変な片づけをやっているわけで、もし、いなくなってしまったあと膨大な荷物を残されてそれを片づけるのは辛いしハードすぎると心底思いました。
 しかし、この片付けが本当に母にとって嬉しいことなのかは半分イエスで半分はノーなのかもしれません。できればそのままにしてほしかったのだろうなと。

二人の娘が帰省して怒涛のように家の片づけをする、それも自分のものの。嬉しい反面半端ないプレッシャーと肉体労働。母は「疲れてない?」と聞くと、「大丈夫だよ!」と毎日元気です。ホントは疲れてるんだろうな。

そんなことを感じながらも、なんとか2階の片付け、完了しました。
母のWICは若干部屋の真ん中に衣装ケースが3個ほど出ていますが、なんとか物が収まりました。
8畳間はすっきりと布団が二枚余裕で引くことができる客間になりました。
きれいに掃除機をかけて、今回のミッションクリアです!

ゴミ出しディの破られない記録

片付けるということは、不用品を仕分けることで、仕分けられた不用品は45Lのゴミ袋にまとめて蔵の前に仮置きです。
こういう時に、田舎の家は場所があって助かります。(というか、そういう家だから物が多いと言えるかもしれません。)

2階からごみ袋を運ぶだけでも相当の作業で、この作業は姉が頑張ってピストン輸送してくれました。

可燃ごみを出せるチャンスは週に2回。
前夜から緊張感が高まります。

「明日はごみの日だね!早く起きよう!」
「そうだね!いよいよか。がんばろう!」

当日の朝、いつもより早く起床。
悪いことをしているわけではないのだけど、どこか後ろめたいような、とにかく『人に見られる前に出してしまいたい!』という切迫感にかられます(笑)。
ごみ袋の数を無意識に数えちゃうのはなぜでしょうか。ちょっと、数字を公表するのは控えさせていただきますが、大量に出させていただきました。私の人生で断トツ一位です。この記録は、今後破られないことを心から祈ります(笑)。

布団も可燃ごみで出せるのですが、雨が降っていたのであきらめて次回にと一旦は思ったものの、この週に2回の収集日は貴重でここでどれだけ出せるかって片づけのテンションを維持する上で重要なんですよね。そんなことを悶々と考えていたら、母が一言、「収集車が来たらもっていったら?」。
玄関に紐でくくった布団と共にスタンバって収集車の到着を待ち、「来た~」と布団を抱えてダッシュ。
無事古布団も回収してもらいました。

なんか、すごい達成感です。
なんかもう、オリンピックを終えたアスリート的な(笑)。

 さてさて、ゴミつながりで、ゴミ箱の話を。
初日にパントリーの見直しをしましたが、その際に、母にとって分別ごみ置き場が重要なことがよくわかりました。律義に洗って貯めてます。今までは簡易なものを置いていただけだったので、ちゃんとしたものをホームセンターで買って置きなおしました。(冷蔵庫の右隣)

分別ごみ箱

大切なのはラベリング。
入れやすい高さに一番よく入れるペットボトル、一番下は重くて使用頻度の低いビン類というように、母に使い勝手を聞きながら何を入れる場所なのか、明記しました。

分別ごみ箱ラベル


これ以外に、キッチンの普通ゴミのゴミ箱も替えました。30Lの足踏みペダルでふたが開くものを購入しましたが、容量が足りなかったことと、開けるのが面倒なのか、蓋の上にビニールのゴミ袋がよく置いてあり、とにかくこれはダメだと45Lのゴミ箱に替えました。足でペダルを踏むタイプは便利だと思っていたけれど、もしかして、『高齢者にはバランスを崩す恐れありでよくなかったのか?』と気付いて母に聞いたところ、「そんなことはない、馬鹿にしないでよ~」と山口百恵の歌のような答えが返ってきました。(←懐かしのあのメロディー)

2階の片付けの目途がついてきたせいか、ちょっと空いた時間は他のことにも頭が回る余裕が少し出てきたようです。
そうなると、今までやろうと思ってまだ手を付けていなかったこと、やりたかったことができそうです!
つづく




カレーとガレージセールの週末

 2階と蔵の片づけをと意気込んで帰省したものの、初日で蔵までは不可能だと確信し、2階の片づけに的を絞って取り組んで数日、残りの日数と残った仕事量、それから体の疲労度を天秤にかけ、コンプリート可能か?という不安に襲われます。しかし何はなくても前進あるのみ!

 さて、今回の帰省で、実はイベントを考えていました。それは「父の88歳の誕生日を祝う会」。
父の誕生日は6月ですが、姉が帰省しているときにできたらいいなと発案。インドに住んでいたことのある姉がその提案にのって「じゃぁ私がカレーをつくるよ。」「それ、いいね!」と話が盛り上がりました。

あっ、父の好物がカレーということでは全くなく、むしろ、父は食べたことのないものは食べない主義で(笑)。
ゲストに楽しんでもらおうと。

そこに母が一言。「ねぇ、お父さんって今年88歳???」
「だってお母さんと7歳違いでお母さんは去年80歳の誕生日を祝ったから、、今年は88でしょ!?」
・・・・
「手帳に年齢早見表があったと思う、、、」と母。
「どれどれ?」と見てみると、、、、

「あれ~!?87歳だよ!」

「そうでしょ、おかしいと思った」と母。

父と母は7歳でなく6歳違いだったか。昭和7年と13年というのは重々把握していましたが、なぜか「7歳違い」と子供のころからインプットされていました。

というわけで、父のお祝いはなしってことで大々的にお声がけをするのも取りやめ、しかし、「カレーランチはやろうよ!」と、週末のイベントが決まりました。それからカレーランチにおまけでもう一つノリでやることになったのがレージセール!

ひゃ~、片付けの進捗状況も微妙なのに、我ながら物好きです~。
実は母の荷物の片づけをしていて、手作りのものは捨てるに忍びなく、しかし、袋に入れて保管していても意味がなく、それなら使ってもらえる人に差し上げたいねとなり、それならこれもこれもと使っていないいただきもののハンカチやスカーフ、タオルなどなども仕分けして家の前でガレージセールをすることに。

人通りの多い場所では全くないのにこんなことをホントにやろうと思っちゃえるのは、もともとタバコ屋だっだからなのだろうと思います。家の前に長テーブル(こんなものも蔵にあります)を並べてテーブルクロスをかけ、片付けで出てきた和紙に『ガレージセール』と太いマジックで書いて看板をつくり格子の壁に貼り付けて、、、、と、まぁ、こんな作業は本業でやってますからお手のものです(笑)。
ガレージセール店

商品をザクザク並べたら、第一村人が。通る人はほぼ近所の人しかいないけど普段住んでいないから知っている人は極めて少なく、しかし、ものをはかせるために、家の前を通るすべての人を逃してなるものかとお声がけ!!(笑)。するといろんなドラマがあるんですよ、いい意味で想定外の。「へーお母さんが作ったの!」「お父さんは最近見ないけどお元気?」「リフォームしてきれいになったね。ずっとできていくのを楽しみに見ていましたよ」と、話をすることもなかっただろう近所の方々とのおしゃべりの楽しいこと。

父を心配してくれたおばさんには、「呼ぶよりおばさんが行ってくれた方が早いから、あがってあがって」と中に入って父と話してもらい、たまたま通りがかった姉の同級生にはカレーランチを振る舞い、「若い頃はいろいろ素敵な女性と出会ったけれど、結婚しなかったのは、それ以上にうちの奥さんが素晴らしい人だったってことなんだよ」と亡き妻への熱い思いを語るおじさんの話に目頭を熱くしと、なんでこんなに人がいるのか?と不思議なくらいの賑わい。
 折しもこの日、隣の駅前で「桜祭り」が開催されており、そんな影響も集客にプラスに作用したようです(ラッキー!)。そうでなくても近くの桜も満開で、花見に最高の週末でした。

 家の中では本格的なスパイスの香り漂ういろんな種類のカレーが完成し、それらをアイランドカウンターに並べてブッフェスタイルでお皿に盛って、姉や母の友人達が食卓を囲みました。目新しい料理に皆興味津々!辛さは抑えてマイルドな味に仕上げてくれたので食べやすく、美味しいと好評でした。こんな楽しい時間を過ごせるのもリフォームしたからで、折に触れ、「リフォームしてよかったよね~」「ほんとー!」のやり取りを何回したか!(笑)
カレーパーティー1

カレーパーティー2

 さてさて、ガレージセールの方はというと、そこそこ物ははけて、しかし、車で通りがかりの方がわざわざ戻ってきてくれたり駐車場はどこかと聞かれたり、『ガレージセールにそこまで来てくれるなんて!?』とおかしいなぁと思ったのですが、そういう人は多分、かごや和風小物のお店なんだろうと勘違いしたんでしょうね。店先にセール品を並べているんだろうと。玄関ドアをあけてたので、家の中に入ろうとしてはたと何かに気付いたような、『あれ?』って感じのリアクション(笑)。

 家のファサードにつけた格子は好評で、思いがけずそんな声が聞けたのも、私にとってはガレージセールの嬉しいおまけでした。
「格子がついたから、今度はコーヒーが飲めるお店になるんじゃないのかしらって楽しみにしてたのよ」という淡い期待を抱いて実家のリフォームを見守ってくれていたおばさんも(笑)。次回はコーヒー、用意します!!

って、次回もあるのでしょうか!??

ホントに久しぶりに会ういとこも一家で来てくれました。訪れてくれる家になったことがほんとに嬉しいです。
ガレージセール村松家のみんなと

「見えないところに収納」は、打首獄門なり!

ビフォーの写真、取り忘れました。もので埋め尽くされた6畳間と8畳間。

ミーティングの結果、「6畳間を母の趣味のアイテムと使用頻度の低い衣類の収納部屋、いわゆるウォークインクロゼットに。8畳間を客間として物のないすっきりした私たちが帰省した際に気持ちよく休める部屋に。」と決定。

母の趣味は多彩で、手芸には膨大な古布、古布でない布、ファスナーや紐の類などや道具類があり、かごを編む籐工芸もがさばる材料があり、その他編み物、織物、布草履づくり、、、とそれぞれの材料と道具、関連書籍、ノートや過去の型紙が大量にあります。
それからうーっとうなりたくなるのは出来上がった作品たち。これは大切にしたいと思いながらひとつづつ段ボールを開けて分類し始めましたが、あまりの多さに「うーっつ」と真綿で首を絞められるような苦しさに襲われます(笑)。

とにかくひとつづつ母に「キープ」か「処分」か聞いて分類ということをやり続け、平場の段ボールを一掃!
姉は「ときめく?」「ときめかない?」とコンマリ流に母に繰り返し聞いていました。
大体の答えは「ときめかない」だったような気がします。

母は今回、観念して臨んでいるとみて、瞬時に決断し、処分品がほんとに多く、物量はぐんぐん減っていきました。
「この部屋に入る分だけにしよう。すべて見渡せるだけにしないと結局あることをわすれてしまって使わないから。補欠ばかりがたくさんで一軍を探すのが困難な状況はやめよう。ときめく一軍をわかりやすく快適につかえるように収納するために全体量を考えて判断しよう。」そんな念仏を耳元で唱えられているのだからねぇ、さすがに。

処分できてうれしい反面、こんなに要らないものに囲まれて、それを収納することに四苦八苦していたことがばからしくも感じました。

 さて、6畳間はもともと母が自分の部屋として使っていたので、その押し入れにもびっしりものが入っており、押し入れの中も同じように分類していきます。6畳間には西面と北面の2方向に半間の奥行きの収納があり、引き出し式の衣装ケースや蓋式の衣装ケースなどを駆使して衣類や手芸材料などが収納されていました。これらをいったんすべて出して分類するのですが、まぁよくぞこれだけ入るものだと感心するくらい出てくる、出てくる(笑)。しかし、笑っていられるもの最初だけで、「一番奥の奥ってどう出し入れするのよーー!」って50年前のこの家の設計に悪態をつき、その悪い収納プランにもかかわらず頑張って頑張ってやっと取り出せる奥の奥までしっかりみっちりものを入れてる母に沸々と怒りが沸くのでした。

その後使いやすい押し入れの中段に引き出し式衣装ケースを並べ、一軍はこの中へ。でも古布の類は残ったものでも大量すぎて、これらを分類する時間は残念ながらなかったのでとにかく大体の素材や色、生地の大きさで分類して仕舞いました。

母は最初いい顔をしませんでしたが、6畳間自体がウォークインクロゼットになるので、押し入れの建具はすべて外しました。(捨てる勇気はなかったので納戸に仕舞った)。とにかく「隠す」のはもう絶対させるもんか!!と。それから踏み台を使わなくては手の届かない奥の奥や天袋にはものを入れないことを、法律で定めさせていただきましたっ。

 押し入れの他、使える箪笥の類はこの部屋に集めました。実は蔵の二階にまだ一つあり、最初にその箪笥の中身を処分して箪笥を運ぶというガテン系の作業もありました。っていうか、すべての作業が根性と忍耐の肉体労働でした。寝るときに日に日に減っていく布団の周りの荷物だけが明日への希望でした。

この『明日おきられるのだろうか?』という感じ、そう、一年前と同じです。
でもなんとかリカバリーして、皆で始まったばかりの朝の連ドラを見てまた一日の作業が始まる。(朝ドラが面白くてよかった!なっちゃん、おじいさん、ありがとう。)

日々作業は前進していますが、残りの日数を考えると予定していた作業量がこなせるのか日に日に焦りを感じ始めるサマンサなのでした。つづく


平成最後の大片付けプロジェクト

平成最後の片づけメモ1

片づけを始めるにあたって最初にしたのは今回のミッションの名前を付けること(笑)。

「平成最後の大片付けプロジェクト」と銘打って、やみくもに始めるよりもチームで同じ目的を共有することが大切、ノートに「目的」を整理しました。これをプロジェクトメンバー全員で再確認。(←母姉私)

次に、スケジュールの確認。
昨年の経験を踏まえ、ゴミ収集日、粗大ごみ受付終了日と回収日をチェックして、効率よく整理したものを廃棄できる段取りに。
そのあとざっくりした間取りをかいて、どこから片付けるか、どこに収納するかをシュミレーション。それから残す客用寝具の組数や粗大ごみとして出すアイテム(月に7点まで無料)を決定。

平成最後の片づけ2

やみくもに走り出さない自分に、去年の経験の大きさとそれによる成長を実感(爆)。

複数人で行う片付けには、家族でも最初のミーティングって有効ですね。
全体像を共有できると作業効率も上がります。(進んでいくうちにその通りにはならないことは色々出てきますが)

前置きが長いなぁ(笑)
次回はいよいよ荷物の山のなかへ。

まずは花見とパントリー

保育園の桜

近所の保育園の桜。
今年は子供の頃から見ていた桜の満開の姿を楽しむことができました。

さて、母を先頭に(いるいらないの意思決定は母なので)、姉と登り始めたチョモランマ。
去年と圧倒的に違うのは、緊迫感のなさ。
とにかく解体日までに空にしなくてはというお尻に火のついた状態ではないという心のゆとり。
去年は2階はどうでもよかったんですよね。一階が快適になればそれでいいと。

いざリフォームを終えて、両親の生活空間が一階だけになると、必要なものだけ一階に置き、物の少ない動きやすい空間での生活が始まりました。背の高い家具も置かないことに。この点、昔の箪笥はよくできていて3つに分割されているので、バラバラに一段ずつテレビ台として使ったり、重ねても2段までに。古いタンスは大活躍で、テレビ台の他、居間でアルバムが入っていたり、玄関で飾り台になっていたり。引き出しを抜いてしまえば一人でも運べます。(←か弱い人には厳しいか!)

4月の玄関


 話がそれましたが、日々の生活に、優先順位の低い二軍、三軍アイテムたちが、今回の片づけのターゲット。
これらを片付けて、帰省した時の自分たちの寝る部屋を確保しようというのも大きなモチベーションになっています。
どう片付けるか考えながら気になったのがキッチン横のパントリースペース。半年たって物量が増えて使いにくそう。
リサイクルゴミが想定外の量であふれんばかりになっていました。もったいない精神は素晴らしいけれど、リサイクルゴミに絶好の特等席を奪われてしまうのは本末転倒じゃない!?と悲しくなって、2階より先にまずパントリー内のものの配置とボリュームを再考することに。

見えない収納は「ない」と同じなので、なるべく見えるように、入れものにまとめた場合はシールを貼って何が入っているか明記。よく使う鍋を置く場所も使った後に同じ場所に帰ってきてくれるよう棚にシールを貼りました。
収納するものは少なくなりましたが、無理なく出し入れできて使いやすいパントリーになりました。
あいまいな「お仲間の皆さんとこのあたりに」よりも、一人一人に「あなたはここ」を明確に割り振ることが大切なんだなぁと実感しました。

パントリーのれんなし

ちょうどいいタペストリーを発見。これも母の作品です。ちょっとだけ見えにくいくらいがちょうどいい。
パントリーのれん


さて、こんなこともありました。
銀杏や栗を剥くのが秋の定番仕事の母にとって、使い慣れた銀杏剥きや栗剥き(道具)は必需品なのですが、去年はリフォーム後にそれらをどこにしまったのか発見できずで新たに購入。今回いろいろ片づけをしたらどこを旅していたのか(笑)、秋にはお会いできなかった行方不明の団体さんたちとほぼ一年ぶりに再会!しっかり定位置を確保してシール貼り。秋の再開が楽しみです。

パントリー小引き出し

さて、この調子でミッション達成できるのでしょうか?
2階の片づけはいかに!?

一年越しの親片(親の家の片づけ)、その前に。

 実家のリフォームのために、解体する一階の壮絶な片づけをして早一年。9月に無事リフォームを終え、以降快適な実家ですが、実は一階を片付けるために大量の荷物が二階にいまだにある状態です。ちょこちょこと帰省のたびに段ボールをひとつづつなくすべく頑張ってはいましたが、多趣味な母の持ち物は半端なく、ちょっとづつなんていうナマヤサシイ覚悟では太刀打ちできないチョモランマなのでした。年に一度の姉の帰国スケジュールに合わせて、一人では登れないチョモランマ登山に、いざ姉妹で立ち向かわん!というリフォーム半年後の続編のスタートです。

 そんな帰省のタイミングに、インテリアクラブで同郷のNさんも帰省されることになり、かねてからお話を伺って興味津々だった築180年の古民家のご実家に伺えることになりました。せっかくだから母と姉も一緒にお邪魔しました。玄関を入ると土間がずっと奥までつながっています。広い土間でお茶をいただきました。丸いペンダント照明の上は吹き抜けになっており、大黒柱と梁の太さに圧倒されます。澄んだ鳥の声が聞こえる何とも言えないゆったりした時間が流れ、ミカン農家だったことなど私の実家と共通する点もあって、懐かしさと、もっと裏山まで探検してみたいワクワク感で胸いっぱいの、楽しい時間を過ごしました。

庵原の古民家

家紋の提灯もありました。こういうの、かっこいい!

庵原の古民家提灯

そのあと、近くのナショナルトレーニングセンターへ。
さすがサッカー王国清水です。

ナショナルトレーニングセンター

母はここでトレーニング、、ではなく、合宿などのスケジュールがない日はレストランが利用でき、おいしいランチを楽しみました。Nさんランチまでプランしてくださってありがとうございました。

この後せっかくだからと今度は私の実家にNさん訪問という実家訪問合戦となり(笑)、インテリアクラブ静岡県人会はお開きとなりました。
桜咲くこの時期に、家族や同郷のお仲間と楽しい時間を過ごせるって本当に幸せです。


鎌倉散歩

鎌倉文学館

昨日訪れた鎌倉文学館の庭側からの全景です。

近くの住宅地に、名もない洋館もありました。
名もない洋館
説明の看板はありましたが、手を入れて保全している様子はなく、このまま朽ちて行ってしまうのかなと残念です。
まわりは新しい家が立ち並んでいましたが、かつては今残っている写真の建物の両側に続く純和風の部分もあった大邸宅で、この付近一帯がこのお宅のお庭だったという説明書きがありました。

洋館だけでなく、建ち並んでいるどの家も素敵でした。道が狭くて入り組んているけれど、手入れされたお庭があって散歩しているだけでワクワクします。新しい家は駐車場で敷地がいっぱいでお庭のない家も多いですが、やっぱり庭があって木や植物のある環境って素敵です。そんなことを再認識した鎌倉散歩でした。

こんなショーウインドウを見つけました。こけしのギャラリーなのかな?
マトリョシカ風こけし。かわいいです。
こけし1

こちらは大仏こけし!二度見してしまいました。
こけし2
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サマンサ@インテリアクラブ

Author:サマンサ@インテリアクラブ
全国津々浦々飛び回っているインテリアコーディネーターのサマンサです。

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